てっちゃん

2008年3月23日 (日)

てっちゃんのMSX(隠れた)名作ゲームレビュー 第1弾 ミスタードゥvs.ユニコーンズ

1984年 ソニー 発売 ROM(16KB) ¥4500 MSX1(要16KB RAM)
 MSXは実にたくさんの面白いゲームソフトがあって一生かかっても遊びきれないほどですね。コナミやコンパイルといったMSXユーザーになじみ深いメーカーのソフトがある一方、あまり注目されることはなかったけれど一生もののゲームソフトもあります。そんな中でも大ヒットこそしなかったけれど起動するたびに必ずやりたくなる「これはオススメ!」というゲームを紹介していきたいと思います。今回は1984年にソニーから発売された「ミスタードゥvs.ユニコーンズ」をご紹介します。
 原作はユニバーサルから出ていたアーケードゲームで、当時ゲームセンターや駄菓子屋さんで目にした人もいるのではないでしょうか。あのMr.DO!シリーズの第2段ですね。
 MSX版の初代Mr.DO!は先発のぴゅう太版に比べて残念な部分もありましたが、この2作目は「これぞ名移植!」と言っても良いほど素晴らしい出来栄えであります。なんといってもプレイ感覚がほとんどアーケード版と変わりません。これはMSXでは凄いことですね。サウンドは音色、テンポともに申し分の無い完成度で、操作性、スピード感も「よくぞここまでやった」と唸らせられるほどです。気持ちの良いリズミカルな展開もアーケード版そのままの感じです。
 さて、内容ですが、このゲームの舞台はヨーロッパの古城(おそらく)です。あなたの操るMr.DO!は迫りくるユニコーンをかわしながら持っているハンマーで床を叩き落とし、下にいるユニコーンにぶつけて退治します。すべてのユニコーンを退治すると面クリアとなります。1面、2面ではユニコーンを自分のぎりぎり隣のブロックまでおびき寄せ、ほぼ乗ったところを床ごとハンマーで叩き落とすこともできますが3面以降はこの手が使えず、うまく誘導させて下の階にいるユニコーンめがけて上から床を落とさなければなりません。このあたりはなかなかの戦略性を要します。
0323_uni 戦略性といえばこのゲーム独自のアイデアが動くはしごです。上の階まで上った直後にはしごを操り、逆向きに変えるというなかなかイカすアイデアです。さんざん追いつめられて危機一髪という時にはしごを外したときはホッと胸をなで下ろします。もちろん一瞬にして次の局面を迎えるので安心している暇は全然無く、本当にスリリングで一瞬たりとも気は抜けません。
 このゲームの難しい部分は、一番下の階でユニコーンに挟み撃ちをされたらまず一巻の終わりというところです。叩き落とそうにも床がないのですから。(ちなみにこのゲームにはジャンプの概念はありません)ある意味上の階へ行った方が有利なのですが、そこは練り込まれた作りでそうは問屋がおろしません。敵の動きもかなりトリッキーでハラハラドキドキの連続であります。
0323_extra このゲームの一番のメインイベントが各面3カ所にある青い床で、ここを全て叩き落とすとBGMが変わり、屋上に十字マーク(のようなもの)が登場します。敵の猛攻をかいくぐって屋上まで上り、これをゲットすると完全に立場が逆転し、敵がEXTRAモンスターに早変わりして一目散に逃げていきます。そこを追いかけてハンマーで「ポカン!」とやるのが実に気持ち良いです。ちなみにEXTRAモンスターとはモンスター1匹につきE、X、T、R、Aの文字が割り当てられ、全部そろえるとファンファーレが鳴って面クリア&Mr.DO!が一人追加となるこのシリーズに共通したシステムです。このときは最高の気分で自分などは「やった!」と喝采を上げてしまうほどです。
 このゲームが発売されたのが1984年なのですが、MSX版を手に入れたのは最近のことです。当時の駄菓子屋の記憶が蘇り、ついついMSXを起動させる度にやってしまうマイブームとなっております。
ただただおもしろいゲームとはこういうものを言うんだな〜と思う今日この頃です。

スタッフ自己紹介 てっちゃん

 はじめまして、新しくNVお手伝いスタッフに加えていただきましたてっちゃんと申します。
 自分の趣味は車でドライブ、行った先での里山歩き。夏は海で泳ぐ、秋冬は登山(本当の近場だけですが)、帰宅後はコンピュータ/コンピュータゲームといったところでしょうか。昼間はアウトドア、夜間はインドアって全然普通かもしれませんが・・・
 ゲームや実用アプリケーションは機種を問わず色々と使ってきましたが、あの頃に少しだけかじってそのままになってしまったプログラミングをと思い立ち、現在自作プログラムを作る日を目指して当時のMSX用教材で勉強中です。普段は仕事が忙しく、一日30分弱なので何年先になるやら・・・ですが。いつかご紹介できる日を目指しています。
 MSXは身近、家庭的でどこか温かみがあって大好きなマシンです。コンピュータに夢があったころのホームコンピュータですね。何台も買い増しして現在でも使っています。
 この幼なじみのようなマシンを今後とも徹底的に楽しんでいきたいと思います。どうぞ今後ともよろしくお願いします。