2017年3月18日 (土曜日)

1983FULL新聞 投稿 ダウンタウン熱血物語SP

3DS ダウンタウン熱血物語SP
 これまでのくにおくんシリーズはなんかIPを使ってみただけの中途半端な出来であることを否めなかったが、今作は違う!完全にこれまでのシリーズを昇華している意欲作と言っていい。

 イベントのフラグ立てが分かりにくいとか、敵の強さの差が激しいとか、小さな気になるところはあるが、やはりこの「これこそくにおくんシリーズだ!」というスタッフの愛が伝わってくるのが素晴らしい。

 システムとしては、最終決戦までの3日間を自由に行動するオープンワールドなのだが、街にいる普通の人々の会話が、ちゃんと温度を感じさせる作りでホンワカする。まあ、話しかけるボタンというものが存在しないので間違ってぶん殴ってしまい警察(すさまじく強い)とのバトルになってしまったりするのは玉に瑕だが(投げる/ジャンプボタンで話しかけるのをオススメする)。
特定の時間に特定の場所に行ったり、キャラに話しかけるとイベントが起き、そこを起点にイベントが連続していく、というのが主な流れ。なので、最初のイベントをミスるとモリッとイベントが減り、全体のイベント数はそんなに多くないのがちょっと残念。クリアに関係のない小さなイベントは一応幾つかあるけど、誰かと戦うだけだしなぁ…
一周目をクリアすると全主要イベント一覧が開放され、どこで何が起きるか分かるようになるが、地味に情報が間違ってたり足りなかったりするので、素直に攻略サイトを見ながら遊ぶのを勧める。

 これまでくにおくんシリーズを遊んできて名前と顔がおなじみの彼らが、ちゃんとキャラクターとして立ち上がっているのを見るだけで満腹だし、そのキャラ設定がまた、全く違和感なくてたまらん。ごうだとごだいとか、好きなキャラが更に掘り起こされててもう何も文句はない。
ドット絵アニメーションもやり過ぎってくらいで、飯食ったりイベントだったりと、バトルに関係ないところまで作りこんでくれている。
 体力、気力は基本的に店に寄れば全回復というのが、これまでと変わってるがこれがまた便利。
バトルシステムは序盤は地味だが、必殺技を買ったり覚えたりしてくると違うゲームになり、画面中暴れまわって好きなコンボを決めまくるゲームになる。地獄突きで敵の動きを止め、バックドロップ、倒れた敵をストンピングで浮かしてソバットで吹っ飛ばすとか、楽しい。超楽しい!
 正直、普通に遊んでると真EDに向かうことすら不可能じゃね?ってくらいフラグが隠されすぎだが、そのルートに入ってしまえば展開が熱くて素晴らしい。苦労した甲斐があった。

 くにおくんファンなら是非遊んでみて欲しい。

3DS ダウンタウン熱血物語SP
投稿 スプーン

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2017年1月23日 (月曜日)

1983FULL新聞 投稿 シャーロック・ホームズ 悪魔の娘

163291


シャーロック・ホームズ 悪魔の娘 インターグロー PS4  投稿 キラパン

 今年は良作過多にも限度があるだろという勢いでして、世間様では普通に神ゲークラスの出来なのに埋もれちゃうゲームが多発して、ゲームメーカーの株価が傾いたり発売1ヶ月で半額セールしたりするレベルで問題になってるんですが、個人的にもダメゲー判定がゼロ本という大変残念すばらしい1年でした。

 加えて10年選手のFF15先輩やトリコ先輩もついに発売されたわけですが、同じぐらい長い間、日本語のコンシューマー版を(一部で)熱望されていたタイトルがあります。そう、英フロッグウェア社制作のシャーロックホームズシリーズです。
 そんなわけでレビューを書くならよりどりみどりにも関わらず、多分これをオススメする人は他に誰もいないだろうという理由で、今回はホームズについて書きたいと思います。

フロッグウェア社のホームズシリーズとは
 その完成度の高さ(と所々のツメの甘さ)が、世界的に愛されており、新作発表の度に「今回はアクション要素まともなんだろうな」「超展開のオチは勘弁だぜ」などと話題になるシリーズです。アレ? なんか全然褒められてなくネ?
(※毎回基本的に高評価だけど、欠点もはっきりしてるのでネタにされやすい) 

 いつだかの1983古新聞でも、シリーズ作である「シャーロックホームズvs切り裂きジャック」についてチラッと書きましたが、今までは、PC版買うかコンシューマー版海外輸入するしかない上に、当然言語は全部英語なのでひたすら敷居が高かったわけです。
 が、そんな敷居が高すぎるシリーズも、前作で公式に日本語字幕が追加され(steamだけどな)、今回はとうとう待望のコンシューマー日本版が発売されたわけです(PS4だけだけどなー)。8作目にしてやっと日本上陸! そんなわけで本作「悪魔の娘」について解説しましょう。……って、やっとレビュー開始かよ、長いよ。

舞台は原作どおりの19世紀ロンドン
 このシリーズ、作品によってクトゥルフっぽい教団と戦ってみたり、原作小説の内容をゲーム化したり、ルパンと対決するパズルゲームになったりしますが、基本は原作のとおり19世紀のロンドンでホームズとワトソンのコンビが事件を解決していくAVGです。ホームズの性格も、原作どおり社会人としては完全に破綻してるダメ人間。
 例えば前作ではゲームが始まって部屋に入った瞬間、何かの実験をしていたホームズの銃弾をワトソンが躱す(もちろん自分で操作する)ところから始まるという、「ミシシッピ……?」と呟きたくなるような極まり具合のホームズがちゃんと表現されています。
 ちなみにADVというと日本ではテキスト主体の「読む」ものが中心ですが、海外では自分でキャラを操作してあちこち移動する、いわゆる「アクションADV」が一般的で、このシリーズもだいたいがその形式です。

で、今作は――
 探偵物のセオリー通り、依頼人の話を聞いて事件現場などに向かい、捜査を進めるわけですが、「悪魔の娘
は5つのエピソード(事件)を解決することが目的。それぞれの事件自体は関連がないですが、事件は順番に起こるので、選んだ結末(後述)に沿って、「こんなことがあった」的な影響があります。

基本的に話の流れは一本道。ただし……
 各事件とも「ここに行って手がかりを見つけよう→次はここへ」という流れはわりと一本道ですが、途中で手に入る手がかりを見つけられるかどうかはプレイヤー次第。
 やってきた依頼者の服装をじっくり観察して体調不良を察したり、会話中にその情報を元にさらに情報を引き出したりします……が、正直その辺で難しくするつもりはないらしく、システムさえ理解していればサクサク手がかりが見つけられます。
 でもハンカチに付いた血を顕微鏡で分析する際に、プレパラートに浸ける薬品の順序がわからなくてこまったのは内緒だ。そんなの昔理科の授業でやったきりだしなあ……。

毎回叩かれるアクション要素
 シリーズで毎回評判がイマイチで、叩かれすぎてむしろネタになっているのがアクション要素。今回もアサシンクリードばりに謎の人物を尾行したり、森の中で猟銃に狙われて必死に逃げたりと、所々でアクションシーンがあります。
 最初は「お!」とワクワクするのですが、妙に尾行シーンが長かったり、ミスするとすぐ捕まって死んじゃったりと「もう少しバランス調整すればなあ」という感想に変わっていくのがある意味最大の欠点。まあでも、本当にダメダメというレベルでもないのが難しいところで、アクションの出来がよくなったらなったで、またネタにされそうな気もするあたりに、微妙さ加減を察して欲しいところ。

マルチエンディング
 最大のポイントはココ。事件の結末はプレイヤー次第。ストーリーの進行とは別に、任意で前述の「手がかり」を集めて推理を組み立てていくのですが、その際に推論の方向性は自分で決めます。つまり手がかりに対してAと結論づけるかBにするかで、犯人が被害者に、被害者が犯人にということにもなるので頭を捻る必要があります。というかそこがミソなので、ちゃんと推理してあげましょう。
 そしてさらに独特なのが事件の終盤の最終推理タイム。これまでの推理から犯人を特定したところで、今度は罪を問うのか問わないのかを選ぶことになります。この辺がちょっと独特ですね。
 で、そうしたホームズの頭の中の決断を踏まえた上で、事件がどう決着するのかにも分岐があります。うん、文章で書くと分岐分岐とややこしいな。

 ややこしいので第1話の例でいうと、終盤、ホームズの目の前で事件の重要人物のAさんとBさんが揉めてる状況に出くわします。そこでどっちが犯人かを推理して、警察に突き出すのかそれともどうせ先はないから放っておくかを選ぶわけですが、目の前では喧嘩の真っ最中なんで、当然「お前が犯人!」とかカッコつけてる場合ではないわけです。
 そうしてAさんBさんがどんどんヒートアップする中でホームズの手には銃があるわけですが、彼らの争いをどう止めるのかはプレイヤー次第、と。

 どの選択をしても物語は進み、結末を迎えますが、確定した事件の顛末は、ニューゲームでやり直さないかぎり変わりません。次の事件に影響する……かもしれないので、あんまり迂闊なことはできない……かもしれません。
 ちなみに結末を見た後は、「本当にこの結末でよかったの?」と聞かれて終盤の推理シーンから何度でもリプレイできるので、全部の結末をチェックしてから、望む形で事件の結末を確定できたりします。

 前作のクライムアンドパニッシュメンツでは、犯人は合ってるけど推理一切しないで告発して、「ホームズが言ってるんだからきっと犯人だ、よし逮捕」みたいなろくでもない結末にすることもできたんですが……今回もあるのかな?

ロード時間とか説明不足とか
 と、まあなんとなく面白そうではあるんですが、難点はロード時間と古き良き洋ゲー的説明不足。他のエリアに移動する時のロードがそれなりに長いのが困りもの。ただ、ロード中もデータベースを開いて手がかりやヒントなどをチェックしたり、推理を組み立てることができるので、ロードが終わるまではそれで時間を潰すという対処方法もありかなと。
 細かい情報はデータベースにしかなかったり、そもそも事件の展開自体がわりと早くて、プレイヤーの頭がついていけなかったりすることもあるので、事件を整理するにはちょうどいいやり方かもしれません。

 あと、システム自体は、順に理解できるようにストーリーが構成されていますが、今時風のイチから丁寧に説明してくれる親切なチュートリアルなんてものはないので、最初の2,30分は勝手がわからなくて困るかもしれません。が、それを乗り越えれば楽しくなるはず。多分。

そんなわけで
 書いた本人もビックリの長さの長編レビュー(ただし需要がありそうにない)でした。いやでもFFで同じくらい長くて熱い投稿はあるかもしれないけど、ホームズでこんなに書く人いないよね。ならやるしかないよね!(論理の飛躍
 けして誰もいない職場に休日出勤しててムシャクシャしたので書いたとか、そういうことはありませんので、皆様よいお年を&来年もよろしくお願いいたします(強引に締め

シャーロック・ホームズ 悪魔の娘 インターグロー PS4  投稿 キラパン

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